神奈川県 令和3年度(午前)問27
2章以降は全然わからないのでひたすら解説を自作しています。
訂正や補足等ございましたら、コメント頂けると嬉しいです!
問27
鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
- 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。
- 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
- 内耳は、平衡器官である蝸牛と、聴覚器官である前庭の2つの部分からなり、いずれも内部はリンパ液で満たされている。
正解:〇〇〇×
- 〇
鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。 - 〇
副鼻腔:骨の強さや形を保ちつつ重量を軽くするための空洞 - 〇
外耳道を伝わってきた音は、鼓膜を振動させる。鼓室の内部では、互いに連結した微細な3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。 - ×
内耳は聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。蝸牛は渦巻形をした器官で、内部はリンパ液で満たされ、中耳の耳小骨から伝わる振動がリンパ液を震わせ、その振動が聴細胞の小突起(感覚毛)を揺らして、聴神経が刺激される。