神奈川県令和3年(午前)問37

 

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問37

 精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
  2. 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。
  3. 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、早期に原因医薬品の使用を中止した場合でも、予後不良となることがほとんどである。
  4. 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。

 

 

正解:〇〇×〇

 


  1. 精神神経系の症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診断を受けるなどの対応が必要である。



  2. ×
    早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどであるが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されている。

  3. 医薬品の長期連用、過量服用するなどの不適正な使用によって、倦怠感や虚脱感等を生じることがある。医薬品の販売等に従事する専門家は、販売する医薬品の使用状況にも留意する必要がある。