神奈川県 令和3年度(午前)問22

令和3年度登録販売者試験問題(午前)(PDF:684KB)

 

2章以降は全然わからないのでひたすら解説を自作しています。

訂正や補足等ございましたら、コメント頂けると嬉しいです!

 

問22

 大腸に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 ※番号で覚えないようにするため、選択肢及び正解番号は省略しています。

  1. 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸(じょうこうけっちょう)、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。
  2. 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
  3. 通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、水分は約5%に過ぎない。
  4. 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生している。

 

 

正解:×〇×〇

 

 

  1. ×
    絨毛は、十二指腸の上部を除く小腸の内壁にある。
    小腸は栄養分の吸収に重要な器官のため、内壁の表面積を大きくする。
    絨毛は柔突起ともいい、絨毛を構成する細胞の表面には、さらに微絨毛が密生して吸収効率を高めている。


  2. 大腸の粘膜上皮細胞は、腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分を、その活動に利用しており、大腸が正常に働くには、腸内細菌の存在が重要である。
    また、大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等の物質も産生している。
    なお、腸内細菌による発酵で、糞便の臭気の元となる物質やメタン、二酸化炭素等のガスが生成される。

  3. ×
    通常、糞便の成分の大半は水分で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、食物の残滓は約5%に過ぎない。糞便となって直腸に達すると、刺激が脳に伝わって便意を生じる。


  4. 2番の解説と同じなので省略