神奈川県 令和3年度(午前)問21

令和3年度登録販売者試験問題(午前)(PDF:684KB)

 

2章以降は全然わからないのでひたすら解説を自作しています。

訂正や補足等ございましたら、コメント頂けると嬉しいです!

 

問21

 消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 ※番号で覚えないようにするため、選択肢及び正解番号は省略しています。

  1. 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
  2. 膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
  3. ペプシノーゲンは、胃酸によって主に脂質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
  4. 肝臓は、横隔膜の真上に位置し、胆汁を産生する。

 

 

正解:〇〇××

 


  1. 胆汁は肝臓で産生されて、胆嚢で濃縮して蓄えられる。
    腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻される(腸肝循環)。


  2. 膵液は弱アルカリ性で、多くの消化酵素を含んでいる。
    膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている。

  3. ×
    ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
    タンパク質がペプシンによって半消化された状態をペプトンという。また、胃酸は胃内を強酸性に保って内容物が腐敗や発酵を起こさないようにする役目も果たしている。

  4. ×
    肝臓は、大きい臓器であり、横隔膜の直下に位置する